近年、産み分けに関する情報がインターネットやSNSで多く飛び交っています。
しかし「簡単にできるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、男の子の産み分けの基本原理や具体的な方法、そして実際に取り組む際の注意点について詳しく解説していきます。
「男の子がほしい」という方はぜひ参考にしてみてください。
男の子の産み分けは簡単?
結論から言うと、男の子の産み分けは簡単ではありません。
男の子の産み分けは100%成功できるわけではないため、産み分けに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
医学的な理論上、産み分けの確率を上げる方法はあります。
まずは、産み分けで男の子が産まれてくる原理を理解しましょう。
産み分けで男の子が産まれてくる原理
赤ちゃんの性別を決めるカギは、精子の染色体が握っています。
女性の卵子はX染色体のみを持っているのに対し、男性の精子にはX染色体とY染色体の2種類が含まれています。
このX染色体を持つX精子が卵子と受精すれば女の子。
Y染色体を持つY精子が受精すれば男の子が産まれるというわけです。
つまり、男の子を授かるには、Y精子がより活発に働き、卵子と受精しやすくなるようサポートすることがポイントになります。
産み分けが難しい理由
産み分けは、希望する性別の赤ちゃんを授かるために行う方法ですが、確実に成功するとは限りません。
その理由は、排卵日のタイミングや、膣内環境、Y精子とX精子の割合などに個人差があるためです。
さまざまな条件がそろわないと、成功するのは難しいと言えます。
ただでさえ、赤ちゃんを授かることは奇跡のようなもの。
受精そのものが複雑な過程であるため、個人でコントロールしようとしても成功率が左右されるのは仕方ないでしょう。
男の子を産み分けるためのポイント
成功率が100%ではないとわかってはいても、できることはすべてやっておきたいものです。
ここでは、男の子を産み分けるために、おさえておくべきポイントを解説します。
- 排卵日に性交渉する
- 女性がたくさん感じる性交渉をする
- 深めの挿入で射精する
排卵日に性交渉する
男の子を産み分けるためには、排卵日に合わせて性交渉するのが効果的と言われています。
その理由は、Y精子の寿命が関係しています。
射精後、X精子が約2〜3日生き延びるのに対し、Y精子の寿命は約1日と短いため、排卵日にタイミングを合わせることで、Y精子がより早く卵子に到達しやすくなります。
また、Y精子の数を増やすために、男性が禁欲期間を設けることもポイントです。
排卵日に合わせた性交渉まで、最低でも5日ほど空けておくのが望ましいでしょう。
女性がたくさん感じる性交渉をする
女性がたくさん感じる性交渉をすることもまた、男の子の産み分けにおいて大切になります。
Y精子の活動を助けるためには、膣内環境が重要です。
女性の膣は、外部からの雑菌の侵入を防ぐため、酸性に保たれています。
しかし、Y精子は酸性に弱いため、膣内を生き抜く力が弱いのです。
性交渉によって女性がたくさん感じると、アルカリ性の子宮頚管粘液が分泌され、膣内がY精子にとって活動しやすい良い環境になります。
このアルカリ性の子宮頚管粘液が、Y精子の子宮への到達をスムーズにし、男の子を授かる確率が高まると言われています。
女性がたくさん感じるように夫婦でしっかり話し合い、特に男性は女性にとって快感を得やすい性交渉を一層心掛けるようにしましょう。
深めの挿入で射精する
前述したように、Y精子は酸性に弱く、寿命が短いという特徴があります。
そのため、より効率的に卵子にたどり着くためには、深めの挿入で射精することが重要です。
Y精子はX精子に比べて動きが速いため、膣の奥で射精することで、より卵子に近い位置からスタートでき、X精子よりも先に卵子にたどり着きやすくなることが期待できります。
さらに、射精後はしばらくそのまま繋がっておくと、Y精子がより卵子に届きやすくなります。
この姿勢で、腰を高くしておくのもよいでしょう。
男の子を産み分けるためにできることは?
男の子を産み分けるためには、上記ポイント以外に取り組める方法があります。
ここでは、取り入れてほしい3つの方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- グリーンゼリーを使用する
- リンカルを服用する
- 専門の医療機関でサポートを受ける
グリーンゼリーを使用する
グリーンゼリーとは、性交渉の前に女性の膣内に注入すると、膣内をアルカリ性にすることを期待できる産み分けサポートアイテムです。
このアルカリ性の環境はY精子にとって活動しやすいため、男の子を授かる確率を高めることを期待できます。
女の子用のピンクゼリーと共に、産み分けを希望する方に使用されています。
またグリーンゼリーは、膣内をアルカリ性に保つだけでなく、潤滑剤として性交痛の緩和にもなるため、産み分けにチャレンジする夫婦の強い味方です。
リンカルを服用する
リンカルとは、主成分にリン酸カルシウムを含む、男の子の産み分けでよく使用されるサプリメントです。
元々は先天性障害対策として服用されていましたが、リンカルを摂取して妊娠した女性から生まれた子どもは、大多数が男の子だったそうです。
リンカルはサプリメントなので、一般的な食品と同じように摂取でき、取り入れやすい点も魅力です。
ただし、アレルギーや体質に不安がある場合は、事前に医師に相談してから摂取することをおすすめします。
※リンカルは、男の子の産み分けを保証するものではありません。
専門の医療機関でサポートを受ける
自己流で産み分けをするのが難しいと感じる場合には、産み分け指導を行っている専門の医療機関でサポートを受けるのも1つの方法です。
このような専門機関であれば、医師と相談しながら、自身の体調や状況に合わせた指導が受けられるため、より安心して産み分けに取り組めます。
専門的なサポートを受けることは、より確かな方法で産み分けにチャレンジしたい方にとって心強い味方となるでしょう。
男の子の産み分けに取り組む際の注意点
男の子の産み分けに取り組むには、注意しておきたいことがいくつかあります。
ここでは、3つの注意点を紹介しますので参考にしてみてください。
- 無理をしすぎない
- パートナーとのコミュニケーションを怠らない
- 妊娠率が低下する可能性がある
無理をしすぎない
「どうしても男の子がほしい」と思う気持ちはあっても、産み分けは必ず成功するものではありません。
赤ちゃんの性別を決めるのは精子の染色体であり、自分だけでコントロールできるものではないのです。
無理をしすぎてストレスを抱えてしまうと、産み分けどころか妊娠しづらくなる可能性もあります。
100%男の子を期待するのではなく、心にゆとりを持ち、できる範囲で楽しみながら取り組むことを心がけましょう。
パートナーとのコミュニケーションを怠らない
産み分けはパートナーとの協力があってこそ成立するものです。
もし、夫婦のどちらかが産み分けに気が進まなかったり、気持ちに温度差があったりすると、うまくいかなかった時のショックが大きくなるかもしれません。
男の子への産み分けは、片方だけの要望で進めるものではありません。
必ずお互いの気持ちをしっかりと共有して、同じ方向に進むためのコミュニケーションを大切にしましょう。
妊娠率が低下するリスクがある
産み分けはどちらかの精子の活動を抑えるように促すため、妊娠率が低下する可能性があります。
たとえば、産み分けでは性交渉の日を限定したり、禁欲期間を設けたりする方法が取り入れられることがあるため、自然に妊娠のチャンスも減ってしまうのです。
そのため、不妊治療中や40歳以上の方は、慎重に考えてから挑戦しましょう。
場合によっては、医療機関に相談することもおすすめします。
男の子の産み分け体験談
産み分けにチャレンジするにあたって、実際の体験談は参考になるものです。
ここでは、Xに投稿されていた産み分けにまつわる体験談をいくつか紹介します。
まとめ:男の子の産み分けは簡単ではないが、できることから始めよう!
男の子の産み分けは決して簡単なことではありませんが、できることはたくさんあります。
基礎体温を測定しタイミング法を取り入れたり、性交渉の方法を工夫したりなど、まずはできることから始めてみましょう。
産み分けで必ず男の子ができると思ってはいけません。
結果に一喜一憂せず、ご夫婦で楽しみながらチャレンジしていきましょう。