妊娠しにくい人の特徴は?女性が妊娠するために気をつけたいポイントを解説

妊娠を望んでいるものの「なかなか授からないのはなぜ?」と悩んでいませんか?

妊娠には年齢や体質、生活習慣などさまざまな要素が関わっており、気づかないうちに妊娠しにくい特徴を持っている場合があります

本記事では、妊娠しにくい女性に見られる特徴と、妊娠しやすい体をつくるために気をつけたいポイントを詳しく解説します。

ご自身に当てはまることがないか、ぜひチェックしてみてください。

妊娠しにくい女性の特徴は?

女性の中には、妊娠しやすい方もいれば、そうでない方もいます。

体質や体型は人それぞれ異なるため当然のことですが、なぜ妊娠しにくい場合があるのでしょうか?

ここでは、妊娠しにくい女性に見られる6つの特徴を紹介します。

ご自身に当てはまるものがないか、ぜひチェックしてみてください。

  • 年齢が高い
  • ホルモンバランスが乱れている
  • 子宮や卵巣の疾患がある
  • 生活習慣が乱れている
  • 極端な痩せ型・肥満
  • 冷え性で血行が悪い

年齢が高い

妊娠率は年齢とともに低下するといわれており、35歳を過ぎるとその傾向が高くなります。

女性の年齢妊娠率
20歳前半約30%
30歳約20%
35歳約10%

※公益社団法人 日本産科婦人科学会『タイミングが合っていても妊娠率は思いのほか低い』を参照して作成

これは卵子の質の低下や排卵数の減少が主な要因です。

卵子の数は生まれた時から決まっているため、加齢に伴い卵子の数がどんどん減少していくのです。

年齢による影響は女性だけの問題だと思われがちですが、男性にもその影響はあります。

男性も年齢を重ねることで精子の質や運動率が低下し、妊娠率に影響を及ぼすことがあるため注意が必要です。

年齢を重ねた場合は早めに専門医に相談し、適切な妊活プランを立てると良いでしょう。

ホルモンバランスが乱れている

ホルモンバランスが乱れると、生理不順や排卵障害が起こり、妊娠しにくくなる原因となります。

妊娠するためには、卵胞ホルモンと呼ばれる「エストロゲン」と、黄体ホルモンと呼ばれる「プロゲステロン」の2種類の女性ホルモンの分泌が正常に保たれることが重要です。

これらのホルモンが正しく分泌されることで、排卵や子宮内膜の準備がスムーズに行われます。

ホルモンバランスの乱れは、自分で気付きにくい場合もあるため、日頃から体調の変化に注意を払うことが大切です。

子宮や卵巣の疾患がある

子宮や卵巣に疾患があると、妊娠しにくくなることがあります。

たとえば、子宮筋腫は受精卵の着床を妨げることがあり、子宮内膜症は卵管の癒着を引き起こし、卵子と精子の出会いを妨げてしまいます。

さらに、多嚢胞性卵巣症候群は、排卵がうまく起こらなくなり、妊娠しにくくなる原因の一つです。

これらの疾患は自覚症状が少ないこともあるため、早期発見と適切な治療のために定期的な婦人科検診が重要です。

生活習慣が乱れている

妊娠しにくい女性の特徴の一つとして、生活習慣の乱れも大きく関係しています。

不規則な食生活や睡眠不足、過度なストレス、喫煙習慣はホルモンバランスの乱れや血行不良を引き起こし、不妊の原因になります。

また、生活習慣の乱れは男性の精子の質や量にも悪影響を及ぼします。

妊娠を望む場合は、パートナーと共に、規則正しい生活リズムを整え、栄養バランスの取れた食事や適度な運動を心がけることが大切です。

極端な痩せ型・肥満

体重や体脂肪率が極端に低い、または高い場合、ホルモンバランスに悪影響を及ぼすことがあり、妊娠しにくい原因の一つです。

痩せすぎはエストロゲンの分泌量が減り、排卵が止まることがあります。

一方で、肥満はインスリン抵抗性を引き起こし、排卵障害のリスクを高めます。

BMIが18.5〜24.9の範囲を目安に、健康的な体重を維持することが妊娠への第一歩です。

冷え性で血行が悪い

冷え性によって血行が悪くなると、子宮や卵巣への血流が不足し、妊娠に必要な機能が低下することがあります。

特に下半身が冷えると、子宮内膜が十分に厚くならず、受精卵の着床に影響を及ぼす可能性があります。

また、ホルモンの運搬も血流に依存しているため、冷えはホルモンバランスの乱れにもつながります

体を温める食事や入浴、ストレッチなどで血流を促進し、冷え性を改善することが大切です。

妊娠しやすい体になるためにやっておきたいこと

妊娠しやすい体をつくるためには、日々の生活習慣や体調管理が重要です。

ここでは、妊娠しやすい体になるために意識しておきたいポイントを5つ紹介します。

  • 規則正しい生活を心がける
  • 冷えを防ぐ
  • ホルモンバランスを整える
  • ストレスを減らす
  • 婦人科の定期検診を受ける

規則正しい生活を心がける

規則正しい生活を心がけることは、妊活だけでなく健康的な毎日を送るためにも大切です。食事は1日3食バランスよく摂り、睡眠は6〜8時間を目安にしっかり休むようにしましょう。

規則正しい生活の中に運動を取り入れることも有効ですが、忙しい日常の中で運動を取り入れるのが難しいと感じる方もいるでしょう。

そのような場合でも、エスカレーターではなく階段を使ったり、寝る前に軽いストレッチを行ったりするなど、無理なく体を動かす工夫を取り入れてみてください。

冷えを防ぐ

冷えを防ぐことは、妊娠しやすい体づくりにおいて重要なポイントです。

体が冷えると血行が悪くなり、子宮や卵巣に十分な栄養が届かなくなるため、妊娠に必要な機能が低下してしまいます。

体を外側から温めるのはもちろん、しょうがや根菜類など内側から体を温める食材を取り入れた食事を心がけましょう。

また、血行を促進するストレッチや軽い運動も冷え対策に効果的です。

毎日の生活に無理なく取り入れ、冷えにくい体を目指しましょう。

ホルモンバランスを整える

妊娠しやすい体づくりには、ホルモンバランスを整えることが欠かせません。

そのためには、バランスの取れた食事や十分な睡眠など、規則正しい生活を心がけることが大切です。

食事面では、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンや、ホルモン分泌をサポートするビタミンEを積極的に摂り入れましょう。

これらの栄養素は、豆腐や納豆、ナッツ類やベリー類などの食品から摂取できます。

日々の食事で摂取するのが難しい場合は、サプリメントを活用して手軽に補うのも1つの方法です。

ストレスを減らす

ストレスは妊活の大敵です。妊娠しやすい体をつくるためには、心身をリラックスさせる時間を確保することも忘れてはいけません。

時には妊活のことを忘れて、ゆっくり休んでみましょう。

アロマを焚いてリラックスしたり、好きな音楽を聴いたりするのも効果的です。

また、適度な運動もストレス解消に役立ちます。

ウォーキングやヨガなど、無理なく続けられる運動を取り入れることで、心も体もリフレッシュできるでしょう。

婦人科の定期検診を受ける

婦人科系の疾患があると妊娠しにくくなるリスクが高まります。

定期的に婦人科の検診を受けることで、自分では気づかない疾患を早期に発見できるかもしれません

早期に発見し適切な治療を受けることで、不妊のリスクを減らすことにつながるでしょう。

安心して妊活に取り組むためにも、定期的に検診を受けることをおすすめします。

すぐに試せる妊活方法とは?

妊娠しやすい体になるためにやっておきたいことがわかったうえで、実際に試せる妊活方法を3つ紹介します。

どれもすぐに試せる方法なのでぜひ参考にしてみてください。

基礎体温を記録する

妊娠を望むなら、日々の基礎体温を記録することは欠かせません。

基礎体温とは、朝目覚めてすぐに、体を動かす前の安静な状態で測る体温のことです。

毎日記録を続けることで、月経周期やホルモンバランスなど、自分の体調や健康状態を把握する指標になります。そのため、排卵日を予測しやすくなり、妊娠の計画が立てやすくなるでしょう。

基礎体温を記録することは、妊娠の計画が立てやすくなるだけでなく、自分の体調管理にも役立ちますので、測定する習慣をつけておくことをおすすめします。

適切なタイミングで性交渉する

妊娠は、男性の精子と女性の卵子が受精することで成立します。

受精の確率を高めるためには、排卵日を正確に把握し、その前後に性交渉することが重要です。

排卵日を知る方法としては、基礎体温を毎日記録するほか、排卵検査薬を活用するのも有効な手段です。

排卵検査薬は、自宅で簡単に排卵の兆候を確認できるため、手軽に妊活をサポートしてくれます。

より正確に排卵日を特定したい場合は、婦人科で卵胞の成長を測定してもらう方法もあります。医師のサポートを受けることで、自分に合った妊活計画が立てやすくなるでしょう。

不妊治療の選択も考える

妊娠を望む健康な夫婦が、1年間避妊をせずに性交渉しても妊娠に至らない場合「不妊症」とみなされます

妊娠にはタイムリミットがあり、いつでも妊娠できるわけではありません。

そのため、無理をせず不妊治療を選択肢の1つとして考えてみるのも良いでしょう。

近年は不妊治療の技術が進歩しており、治療を受けることで妊娠を叶えた夫婦も増えています。

費用が気になる場合も、自治体から補助金を受けられるケースがありますので、前向きに検討してみると良いでしょう。

まとめ:自分の体を知り、できることから始めよう

妊娠しやすい体をつくるためには、日々の生活習慣の見直しや体調管理が欠かせません

ご紹介した特徴に心当たりがある場合は、できることから始めてみましょう。

小さな心がけの積み重ねが、妊娠への大きな一歩になります。

不安なことがあれば早めに婦人科を受診し、専門家のアドバイスを受けることも大切です。

心身ともに健康な状態で、前向きに妊活に取り組みましょう。

なお、子どもの産み分けをサポートするアイテムとして「産み分けゼリー」があります。

産み分けとは、子どもの性別を決める精子の特徴を活かし、性交渉のタイミングや方法を工夫することです。

産み分けは100%成功するものではありませんが、希望する性別への期待を高めるアイテムとして使用されています。

おすすめの産み分けゼリーについては以下記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください!