「赤ちゃんが欲しい」と思っても、具体的に何を始めればいいのかわからず困っていませんか。
妊活は正しい知識が必要なだけでなく、セルフチェックや生活習慣の見直しも重要です。今すぐ実践できる具体的な方法を知ることで、効率的に妊活を始められるでしょう。
この記事では、妊活を何から始めたらいいか悩んでいる方に向けて、妊活で最初に取り組むべきポイントや具体的なセルフチェック方法、病院の受診のタイミングなどの情報を徹底的に解説します。
妊活をスタートさせるための参考にしてみてください。
そもそも妊活とは?

妊活を始める前に、まずは妊活について理解しておくことが重要です。
ここでは、妊活の基本的な定義から、妊娠の仕組み、そして不妊症の定義について詳しく解説します。
- 妊活とは「妊娠に向けた活動」の略語
- 妊活を始める前に!妊娠のメカニズムを理解しよう
- 不妊症の定義とは
妊活とは「妊娠に向けた活動」の略語
妊活とは、「妊娠に向けた活動」の略称です。
具体的には、妊娠を希望するカップルが、妊娠の可能性を高めるために行うさまざまな取り組みを意味しています。
妊活と聞くと、病院で検査や指導を受けるといった不妊治療に近いイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、妊活はさらに広い意味合いを持ちます。
たとえば、妊娠の確率を少しでも高めるために、ストレスを溜めないように工夫したり、基礎体温を測定したりする活動も妊活に含まれます。
また、妊娠に向けて生活習慣を見直したり、排卵日を予測し、性交渉のタイミングを調整したりするのも妊活の1つです。
妊活を始める前に!妊娠のメカニズムを理解しよう
妊活を効果的に進めるには、まず「妊娠のメカニズム」を正しく理解することが大切です。
妊娠の仕組みを知ることで、「どのタイミングで」「何に取り組むべきか」が見えてくるでしょう。
まず、女性の体では、月に一度「排卵」が起こります。卵巣から卵子が排出される現象です。排卵された卵子は、卵管へと取り込まれます。
一方、男性の体からは「精子」が射精されます。膣内に入った精子は、子宮を通り、卵管へ向けて泳いでいくのです。
この卵管内で、卵子と精子が出会うことが「受精」です。受精が成功すると受精卵ができ、受精卵は細胞分裂を繰り返しながら、子宮へと移動します。
そして、子宮の内側にある子宮内膜に潜り込みます。この現象が「着床」です。着床が確認された時点で、正式に妊娠が成立したとみなされます。
ただし、受精が可能な期間は、卵子が排卵される排卵日周辺の限られた時間しかありません。排卵のタイミングを知り、その時期に合わせて性交渉をすることが、自然妊娠を目指す上での最も基本的な妊活になります。
まずは、自分の体のリズムを知ることが、妊活の第一歩となるでしょう。
不妊症の定義とは
妊活を続ける中で、なかなか妊娠に至らない場合、「もしかしたら不妊症なのかも……」と不安になる方も多いかもしれません。
不妊症は決して珍しいことではなく、誰にでも起こり得る状態です。
日本産科婦人科学会では、不妊症を「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交しているにもかかわらず、一定期間妊娠しないもの」と定義しています。
この「一定期間」とは、おおよそ1年間が目安とされています。1年間自然妊娠しなかった場合には、専門機関で検査や指導を受けると良いでしょう。
一方で、女性の年齢などによっては、早めの受診が推奨されることもあるため注意が必要です。
妊活はまず話し合いから始めよう!最初に話し合うべき5つのポイント

妊活を成功させるには、夫婦間の協力と理解が不可欠です。まずは、2人の間で認識のズレがないように、しっかりと話し合いの場を設けましょう。
ここでは、妊活のスタートラインとして、最初に話し合うべき重要な5つのポイントを解説します。
- 子どもを希望するタイミングと人数
- 妊活期間と不妊治療への考え方
- 妊活にかける予算
- 仕事と妊活の両立
- 家族や周囲への対応
1.子どもを希望するタイミングと人数
妊活を始めるにあたって、いつまでに子どもが欲しいのか、何人くらいを希望するのかを明確にしましょう。この目標設定が、今後の妊活の進め方を決める基準にもなってきます。
まず、子どもを希望する具体的な「タイミング」について話し合いましょう。「何年後のいつ頃」という具体的な時期を決めることで、逆算して行動計画を立てられます。
たとえば、20代前半の女性が1回の月経周期で妊娠する確率は約25%です。そのため20代前半の女性の自然妊娠に至るまでの期間は、理論上約4か月となります。
「半年後までには妊娠したい」という目標なら、すぐに基礎体温の測定や生活習慣の見直しを始めるべきだとわかります。
また、仕事や引っ越しなどのライフイベントと重ならないよう調整することも重要です。
次に、「希望する子どもの人数」も合わせて確認しておきましょう。「1人っ子で良いのか」「2人以上欲しいのか」といった希望を共有しておくと安心です。
もし2人以上を望む場合には、1人目と間隔をどれくらい空けるかなど、長期的な視点での話し合いが必要になる可能性もあります。
お互いの年齢や健康状態を考慮した上で、現実的な目標設定を心がけるようにしましょう。
参考文献:M.Sara Rosenthal.The Fertility Sourcebook.Third Edition
2.妊活期間と不妊治療への考え方
妊活のゴール設定と同時に、どれくらいの期間、妊活を続けるのか、そして不妊治療をどこまでするかについても話し合っておきましょう。
事前に決めておくことで、将来的な不安や焦りを減らすことができます。
特に、妊活を「いつまで続けるか」という期間の目安を決めることは、精神的な負担を軽減するために非常に重要です。
「まずは半年間、自己流で頑張る」や「1年経っても妊娠しなければ病院を受診する」といった具体的な期限を設定しておくと良いでしょう。
具体的に期限を決めておくことで、ズルズルと時間だけが過ぎていくことを防げるのもメリットです。
また、「不妊治療」に対するお互いの考え方を共有することも重要です。
不妊治療には、タイミング法、人工授精、体外受精など様々なステップがあります。
治療をどこまで行うかなどの考え方は、非常にデリケートな問題です。一方的な意見ではなく、お互いの気持ちを尊重しながら、納得できる着地点を見つけましょう。
最初から不妊治療について話し合う必要はないと感じる方もいるかもしれませんが、この話し合いを先にクリアにしておくことで、いざという時にスムーズに次の行動に移ることができます。
3.妊活にかける予算
妊活には、予想以上にお金がかかることがあります。特に、不妊治療に進む場合は高額な費用が発生する可能性があるため、予算について事前に明確に話し合っておくと安心です。
まず、妊活中に自己負担となる費用を把握しましょう。
たとえば、葉酸サプリメントや排卵検査薬などの購入費用が挙げられます。これらの費用は毎月数千円程度かかるため、家計に無理のない範囲で予算を組むことが大切です。
次に、不妊治療に進んだ場合の費用について話し合いましょう。
タイミング法や人工授精は1回あたり数千円〜数万円と比較的安価ですが、体外受精や顕微授精などは、1回あたり数十万円もの費用がかかる可能性もあるため、事前にリサーチしておくと安心です。
お金の問題は、妊活における大きなストレス源になる可能性があります。予算を事前に明確にしておくことで、経済的な不安を軽減できるでしょう。
4.仕事と妊活の両立
現代の妊活において、「仕事とどう両立させるか」は非常に大きな課題です。パートナーと協力して乗り越える必要があります。
まず、お互いの仕事の状況を共有しましょう。具体的には、仕事の忙しい時期や、長期的な出張の予定などを把握しておくことが重要です。
妊娠の確率が高まる排卵日近くなどに、仕事の調整ができるのかどうかも話し合っておくと「排卵日なのに協力してくれない」「どちらか一方ばかり頑張っている」といった不満を抱きにくくなります。
5.家族や周囲への対応
妊活はデリケートな問題であり、どこまで家族や友人に話すかという問題は、夫婦で決めておくべき重要なポイントです。周囲からの何気ない一言が、大きなストレスになることも少なくありません。
正直に妊活中であることを伝えることで、精神的なサポートが得られる場合もあります。
一方で、場合によっては家族や周囲から「まだなの?」といった心無い発言があることで、プレッシャーを感じる原因になる可能性もあります。
そのため「聞かれても曖昧にごまかす」「話す相手を選ぶ」など、夫婦で共通の対応策を決めておきましょう。
夫婦間で意見が分かれる場合は、「基本的に誰にも話さない」というスタンスを取るほうが、後々のトラブルを防ぎやすいかもしれません。
妊活を効率的にしたい方必見!セルフチェックの方法を解説

妊活をより効率的に進めるためには、まず自分たちの体の状態を正しく知ることが重要です。
ここでは、自宅で簡単にできるセルフチェックの方法から、専門的な検査までを詳しく解説します。
体のリズムや状態を把握して、妊活に最適なタイミングを見つけるための参考にしてみてください。
- 基礎体温を測定する
- 排卵日の予測と排卵検査薬を活用する
- 精子の状態をチェックする
- 卵巣年齢をチェックする
- 【番外編】妊活アプリの導入も効果的
基礎体温を測定する
妊活の基本中の基本ともいえるのが、「基礎体温の測定」です。毎日の基礎体温を記録することで、自分の体の変化やリズムを知る重要な手がかりとなります。
基礎体温とは、生命維持に必要な最小限のエネルギーしか消費していない安静時の体温のことです。具体的には、朝目覚めた後、体を動かす前に舌の下などで測ります。
基礎体温の記録には、「婦人体温計」と呼ばれる小数点以下2位まで計測できる体温計がおすすめです。基礎体温の変動は0.3度ほどのため、通常の体温計では体温の変化が分かりにくくなるためです。
体温計によってはアプリと連動し、データを簡単にグラフ化できるものもあるので、参考にしてみてください。
基礎体温を毎日記録すると、月経周期に応じて体温が変動していることが確認できます。この変動から、排卵の有無や、女性ホルモンの分泌状態を把握することができるのです。
通常の月経周期では、体温の低い「低温期」と、体温の高い「高温期」の二相に分かれます。排卵は、この低温期から高温期に移行する直前、または移行する途中に起こることが多いです。
低温期と高温期の差が0.3℃以上あり、きれいな二相性を示していれば、排卵が順調に行われている可能性が高いといえます。
基礎体温の記録を継続することで、自身の排卵のタイミングを予測しやすくなります。できる限り忘れずに記録する習慣をつけていきましょう。
また、数か月分の記録があれば、病院を受診した際にも医師へ正確な情報を提供できるためおすすめです。
排卵日の予測と排卵検査薬を活用する
妊活において、最も大切なことは「排卵日」を正確に予測することです。排卵日周辺の数日間が、最も妊娠しやすい時期のためです。
基礎体温に加え、排卵検査薬を併用することで、予測の精度を大幅に高められるでしょう。
排卵検査薬は、尿中の「黄体形成ホルモン(LH)」の濃度を測定する検査薬です。排卵が近づくと、脳から大量のLHが分泌されます。これを「LHサージ」と呼びます。
排卵検査薬は、このLHサージが起きていることを検出する仕組みです。LHサージが確認されてから約24〜48時間以内に排卵が起こるとされています。
使用方法としては、生理周期や基礎体温の変化から排卵予定日を予測し、その数日前から検査を開始します。検査薬が陽性になった日、またはその翌日が、最も妊娠しやすいタイミングです。
基礎体温の記録と合わせて、排卵検査薬を使うことで、排卵が起きる「前」により精度の高い予測を立てることができるでしょう。
基礎体温を毎日測るのが難しい方や、排卵の予測に自信がない方は、積極的に排卵検査薬を活用してみるのがおすすめです。
精子の状態をチェックする
妊活は女性だけが取り組むものではありません。男性も自身の精子の状態をチェックすることは、効率的な妊活において非常に重要です。
精子の状態をチェックする最も一般的な方法は、「精液検査」です。精液検査では、主に精子の「数(濃度)」「運動率」「正常な形の精子の割合(奇形率)」などを調べます。
精液検査は、泌尿器科や不妊治療専門のクリニックで受けることができます。自宅で採精し、病院へ持参するのが一般的な方法です。
近年では、自宅で手軽に精子の運動率などを確認できる、市販のセルフチェッカーも登場しています。病院に行くことに抵抗がある方は、こうしたキットを利用して、まずおおまかな状態を把握するのも1つの方法です。
ただし、より詳しい診断や具体的なアドバイスを受けるためには、やはり専門医による検査を受けることがおすすめです。
卵巣年齢をチェックする
卵巣年齢とは、実年齢とは別に、卵巣に残っている卵子の目安となる数のことです。
卵巣年齢を調べる主な検査は、「AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査」です。
AMHは、卵巣の中にある発育途中の卵胞から分泌されるホルモンです。このホルモン値が高いほど、卵巣に残っている卵子の数が多い、つまり「卵巣の予備能が高い」と判断されます。
逆に、AMH値が低い場合は、卵巣に残っている卵子の数が少ない、つまり「卵巣年齢が高い」ことを示しています。
この検査は、採血だけで簡単に実施可能です。AMH値を知ることで、今後の妊活のタイムリミットや、不妊治療へステップアップするタイミングを考える上での目安となるでしょう。
たとえば、実年齢が若くてもAMH値が低い場合は、早めに不妊治療を検討する必要があるかもしれません。
ただし、AMH値はあくまで「卵子の数」の目安を示すもので、「卵子の質」を示すものではありません。AMH値が低くても、質の良い卵子があれば妊娠は可能なため、参考程度に留めておくようにしましょう。
病院での検査に抵抗がある場合には、自宅で使用できる検査キットも販売されています。
検査キットは、指先に極小の針を刺して採血し、郵送することで検査が受けられるタイプのものが多いので、参考にしてみてください。
【番外編】妊活アプリの導入も効果的
効率的な妊活をサポートするツールとして、「妊活アプリ」の活用もおすすめです。手間を減らし、より正確な情報を得ることができます。
妊活アプリの主な機能は、基礎体温の記録や管理です。手書きのグラフよりも正確に、自動でグラフ化してくれるため、排卵のタイミングや体温の傾向が一目でわかります。
また、排卵日や月経開始日をAIなどが予測してくれる機能もあります。この予測情報に基づいて、性交渉の最適なタイミングを通知してくれるアプリも多いです。
さらに、多くの妊活アプリには、性交渉の記録や排卵検査薬の結果、体調の変化などをメモする機能が搭載されています。これらの情報を一元管理することで、自身の体の変化を客観的に把握しやすくなるでしょう。
アプリは、パートナーとの情報共有にも役立ちます。アプリの情報を夫婦で共有する設定にしておけば、男性側も女性の生理周期や排卵予定日を簡単に把握できます。
忙しい日々の中で記録を忘れがちな方も、スマホ1つで手軽に管理できる妊活アプリを試してみてはいかがでしょうか。
妊活を始めるなら生活習慣を見直そう!5つのポイントを詳しく解説

妊娠しやすい体を作るためには、日々の生活習慣を見直すことが欠かせません。ここでは、夫婦で取り組むべき生活習慣について、具体的な5つのポイントを解説します。
- 葉酸を摂取する
- 適正体重を維持する
- ストレスを溜め込まない
- 禁煙・禁酒に取り組む
- 適度な運動をする
葉酸を摂取する
妊活中の女性にとって、特に重要となる栄養素が「葉酸」です。葉酸は、細胞の生成や赤血球を作るために欠かせないビタミンB群の一種です。
厚生労働省は、妊娠を計画している女性に対し、通常の食事からの摂取に加えて、サプリメントなどで1日あたり400μgの葉酸を摂取することを推奨しています。
これは、葉酸が赤ちゃんの「神経管閉鎖障害」という、先天性の病気のリスクを減らす効果があるためです。
神経管は妊娠のごく初期に形成されるため、妊娠に気づく前から摂取を開始することが推奨されています。
葉酸は、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜、いちご、豆類などにも多く含まれています。
しかし、葉酸は水に溶けやすく、熱に弱い性質があるため、食事から必要量を全て摂取するのは現実的ではありません。そのため、効率的に葉酸を摂取するには、サプリメントの利用も効果的です。
また、葉酸は女性だけでなく、男性にとっても重要な栄養素です。男性が葉酸を摂取することで、精子の質を高める効果が期待されています。
適正体重を維持する
太りすぎも痩せすぎも、女性ホルモンのバランスを乱し、排卵に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、適正な体重を維持することが妊活においては重要です。
適正体重を知るための目安として「BMI(Body Mass Index)」という指標があります。
BMIは、「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で計算可能です。一般的に、妊活に適したBMIの目安は18.5〜25.0未満とされています。
BMIが18.5未満の「痩せすぎ」の場合、体脂肪率が低くなりすぎ、ホルモンバランスが崩れて無月経や排卵障害を引き起こすリスクが高まります。
一方、BMIが25.0以上の「肥満」の場合も注意が必要です。肥満はインスリン抵抗性を高め、排卵を阻害する原因となることがあります。
また、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病といった、妊娠中の合併症のリスクも高めてしまいます。
まずは、自身のBMIを計算してみましょう。もし適正範囲外であれば、無理のない範囲で食事や運動を見直し、適正体重を目指すことが大切です。
ただし、急激なダイエットや増量はかえって体に負担をかけるため、長期的な視点で健康的な体作りを目指しましょう。
ストレスを溜め込まない
妊活中のストレスは、心と体に大きな影響を与え、妊娠の妨げになる可能性があります。ストレスを溜めない工夫や、上手に発散する方法を見つけることが大切です。
過度なストレスは、自律神経やホルモンバランスを乱す原因となります。特に女性の場合、ストレスによって排卵をコントロールする脳の働きが抑制され、月経不順や無排卵を引き起こすことがあるのです。
男性の場合も、ストレスは精子の質や量に悪影響を及ぼすことが指摘されています。
ストレスを避けるのは難しいことかもしれません。大切なのは、ストレスを感じた時に「どう対処するか」です。自分に合ったリラックス方法を見つけましょう。
たとえば「好きな音楽を聴く」「温かいお風呂にゆっくり浸かる」「軽いストレッチをする」などが効果的です。また、質の良い睡眠を取ることも、ストレス軽減につながります。
妊活そのものがストレスの原因になることもあります。「いつまでに妊娠しなければ」というプレッシャーは、特に女性を追い込みがちです。
パートナーに気持ちを素直に打ち明け、二人で不安を共有しましょう。ときには妊活から少し離れて、趣味や旅行を楽しむなど、リフレッシュする時間を作ることも重要です。
妊活中のストレス発散法について詳しく知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
禁煙・禁酒に取り組む
妊活を始めるにあたって、タバコと過度な飲酒はできる限り避けるべきです。喫煙と飲酒は、妊娠の可能性を低下させるだけでなく、生まれてくる赤ちゃんにも悪影響を及ぼすリスクがあるためです。
タバコに含まれるニコチンなどの有害物質は、女性の卵巣の機能を低下させるとされています。その結果、卵子の質の低下や閉経を早めるリスクが高まるのです。
また、子宮内膜の血流が悪くなり、受精卵が着床しにくくなる原因にもなり得ます。
男性の場合も同様に、喫煙は精子の数や運動率を低下させることがわかっています。妊活中は、夫婦ともに禁煙するように心がけましょう。
また、女性の過度な飲酒は、月経周期の乱れや排卵障害を引き起こす可能性があります。
さらに、妊娠中のアルコール摂取は、「胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD)」など、赤ちゃんの発育に深刻な影響を与えるリスクがあります。
妊娠を希望する時点から、飲酒量は控えるようにしましょう。
男性の飲酒も精子の質に影響を及ぼします。飲みすぎは避けて、適量を守ることが大切です。
適度な運動をする
妊活において、適度な運動を取り入れることは、心身の健康を保ち、妊娠しやすい体作りに繋がる可能性があります。運動は、ホルモンバランスや血流の改善に役立つことが知られているためです。
運動のメリットの1つは、血流の改善です。特に、骨盤周りの血流が良くなることで、卵巣や子宮の機能が整いやすくなると考えられています。
ウォーキングやヨガ、軽いジョギングなど、無理なく続けられる有酸素運動がおすすめです。体を温めることで、冷え性の改善にも効果が期待できます。
また、運動はストレスの解消にも非常に有効です。体を動かすことで気分がリフレッシュされ、妊活中の精神的な負担を軽減できます。
さらに、運動は適正体重の維持にも役立ち、肥満によるホルモンバランスの乱れを防ぐことにも繋がります。
ただし、過度な運動はかえって体にストレスを与え、逆効果になることがあるため注意が必要です。激しいトレーニングは控え、心地よいと感じる程度の運動量を心がけましょう。
毎日少しの時間でも、継続することが大切です。夫婦で一緒に散歩するなど、運動を生活の一部に取り入れる工夫をしてみるのも良いでしょう。
妊活で病院を受診するタイミングや男女別の検査内容とは?

妊活を始めてもなかなか妊娠に至らない場合、専門の医療機関を受診することが次のステップとなります。
病院に行くべきタイミングはいつなのか、また、どのような検査が行われるのかを知っておくことも重要です。
ここでは、受診の目安と男女別の主な検査内容について解説します。
- 具体的な受診のタイミング
- 【女性編】主な検査内容
- 【男性編】主な検査内容
具体的な受診のタイミング
妊活で病院を受診するタイミングは、年齢や健康状態によって異なります。
「いつ病院に行けばいいのだろう」と悩む方も多いかもしれません。目安となる期間を知り、適切な時期に受診することが大切です。
一般的には、夫婦ともに健康で、避妊をせずに性交渉を1年間続けても妊娠しない場合は、不妊症の可能性が考えられるため、病院の受診を検討すべきタイミングとされています。
ただし、この1年という目安はあくまで一般的なものです。女性の年齢が35歳以上の場合、妊娠の可能性が時間とともに低下するため、半年程度で受診を検討することが推奨されています。
年齢を重ねるとともに、検査や治療を始める時期を早めるほうが安心です。
また、期間に関わらず、すぐにでも受診すべきケースがあります。たとえば、月経周期が極端に短い(24日未満)または長い(39日以上)などの月経不順がある場合です。
そのほかにも、子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人科系の病気を過去に患ったことがある場合も、早めの受診をおすすめされています。
男性も、過去に性器の病気や射精障害などの疑いがある場合も、早めに泌尿器科や不妊治療専門のクリニックを受診しましょう。
不安がある場合は、迷わず専門医に相談すると良いでしょう。
【女性編】主な検査内容
病院を受診した際、女性に対しては妊娠を妨げている原因がないかを確認するために、さまざまな検査が行われます。主な検査内容は下記の通りです。
- 問診
- 基礎体温のチェック
- 内診
- 超音波(エコー)検査
- ホルモン検査
- 感染症検査
- 子宮卵管造影検査
最初に実施されることが多いのが、問診と基礎体温のチェックです。月経周期や過去の病歴、現在の体の状態について詳しく聞かれます。
基礎体温表を付けている場合は、持参すると診察がスムーズに進められるでしょう。
次に、内診と超音波(エコー)検査が行われます。内診では、子宮や卵巣の大きさ、子宮内膜の状態などを確認します。
超音波検査では、子宮筋腫や子宮内膜症といった、妊娠を妨げる可能性のある病気の有無を調べるのと同時に、卵胞の成長具合も確認可能です。
さらに、ホルモン検査も重要な検査の一つです。採血により、排卵を促すホルモンや、卵巣の状態を示すホルモン(AMHなど)の値を調べます。
この検査で、排卵機能や卵巣年齢の目安を把握することができます。
その他には、クラミジアなどの感染症の有無を調べる検査や、子宮と卵管の通りを確認する子宮卵管造影検査などが行われることがあるので、担当医からの説明をもとに検査を進めていきましょう。
これらの検査は、すべてを一度に行うわけではなく、医師と相談しながら、体の状態や周期に合わせて段階的に進められるのが一般的です。
【男性編】主な検査内容
妊活における不妊の原因は、女性側だけでなく、男性側の可能性もあります。
そのため、男性も積極的に検査を受けることが重要です。男性の主な検査は、比較的簡単で体への負担も少ないものが中心となります。
男性不妊の検査で最も基本となるのが、精液検査です。精液検査で調べる内容は下記の通りです。
- 数(濃度)
- 運動率
- 正常な形の精子の割合(奇形率)
精子の状態は、日によって変動することがあるため、正確な結果を得るために複数回検査を行うこともあります。この検査は、泌尿器科や不妊治療専門のクリニックで受けることが可能です。
次に、精液検査で問題が見つかった場合などに、より詳しい原因を特定するために問診と触診が行われます。問診では、過去の病気や手術の有無、現在の生活習慣、性機能の状態などについて詳しく聞かれます。
触診では、精巣(睾丸)の大きさや硬さ、精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)などの異常がないかを確認することが多いです。
また、必要に応じて血液検査が実施されることもあります。血液検査では、男性ホルモンの値や、精子を作る働きに関わるホルモンの状態をチェック可能です。
さらに、感染症の有無や、精子に影響を与える可能性のある病気のチェックも行われます。
男性側の検査は、女性に比べて短期間で終わることが多いのが特徴です。精液検査の結果次第で、その後の治療方針が決まることもあるので、積極的に受診していきましょう。
まとめ:妊活はパートナーとの協力が不可欠!夫婦で一緒に取り組んでいこう

妊活はパートナーとの協力が不可欠です。まず、妊娠のメカニズムを理解し、子どもを希望するタイミングや不妊治療への考え方を2人で話し合いましょう。
そして、基礎体温や排卵検査薬で体の状態をセルフチェックし、葉酸摂取や適正体重維持などの生活習慣を改善しましょう。もし1年間妊娠しない場合は、病院などを受診し、専門家のサポートを受けるのがおすすめです。
妊活はパートナーとの絆を深める期間でもあります。焦らず、お互いを思いやりながら、2人で前向きに取り組んでいきましょう。
妊活を進める中で、「産み分け」に関心を持つ方もいらっしゃいます。産み分けの方法としては、性交のタイミングで調整するなどがあります。
最近では、産み分けに関心のある方の間で潤滑ゼリー(一般的に「産み分けゼリー」と呼ばれることもある)が話題になっているようです。
産み分けに関する詳しい情報や、こうした潤滑ゼリーなどについて気になる方は、こちらの記事もご参考ください。

