サウナは妊活中の男性もOK?避けたほうがいいと言われる理由と入り方のポイントを詳しく解説

サウナを趣味にする男性や、妊活に取り組むカップルにとって「サウナでリフレッシュしたいけれど、男性の妊活への影響が心配」という悩みを抱えていませんか。

実際のところ、男性のサウナは絶対に禁止なのか、条件付きなら入っても大丈夫なのかと疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、妊活中の男性がサウナを避けたほうがいいと言われる理由や、サウナが精子に与える影響を詳しく解説します。妊活を優先しながらもサウナと上手に付き合うための「具体的な入り方のポイント」も紹介します。

サウナは妊活中の男性は基本的にNG!特に避けたいサウナ習慣とは

サウナは妊活中の男性は基本的にNG!特に避けたいサウナ習慣とは

結論として、妊活中の男性は「精子に負担がかかりやすいサウナ習慣」をできるだけ避けたほうが安心です。

ここでは、特に注意したい3つの習慣を紹介します。

  • 高温サウナに長時間入り続ける
  • 週に何度もサウナに通う
  • 水分補給が少ない・ほぼしない入り方

高温サウナに長時間入り続ける

妊活中にまず見直したいのが、「高温サウナに長時間入り続ける」習慣です。高温の環境に長くさらされるほど、精子には強い負担がかかりやすくなります。

特に、90℃前後の高温のサウナに「一度入ったら20分以上出ない」「限界まで我慢する」といった入り方は、妊活中にはリスクが高くなりやすいため、注意が必要です。

週に何度もサウナに通う

「サウナの時間を短くすれば大丈夫」と考える方も多いかもしれませんが、回数が多すぎることも問題になりやすいポイントです。

サウナに入るたびに精子には熱のストレスがかかるため、それを週に何度もくり返すと、回復する前に負荷を重ねてしまうことになります。

妊活期間中は、「仕事帰りにほぼ毎日」「週3〜4回が当たり前」といったサウナ中心の生活は、見直したほうが安心です。

水分補給が少ない・ほぼしない入り方

ほとんど水を飲まずにサウナに入る」のも、妊活中には避けたい習慣です。

サウナでは短時間で多くの汗をかくので、何も飲まない状態だと血液が濃くなり、からだ全体の血の巡りが悪くなりやすいとされています。

その結果、生殖器まわりへの酸素や栄養の流れも滞り、精子にとって良い環境とは言えなくなってしまうのです。

なぜ妊活中の男性はサウナを避けるべきなのか

なぜ妊活中の男性はサウナを避けるべきなのか

そもそも、妊活中の男性がサウナを避けたほうが良いのは、なぜでしょうか。

それには、「精子が熱に弱い」ことと、「サウナの条件によって精子の状態が変化する可能性がある」という2つの理由があります。

ここでは、精子の性質の特長と、サウナの利用で起こり得る精子の状態の変化について紹介します。

  • 精子は熱に弱い性質がある
  • サウナで起こる精子数の一時的な変化とは
  • 継続利用で見られる精子への影響

精子は熱に弱い性質がある

精子は、体の細胞の中でも特に熱に弱い性質を持っています。そのため、精巣(睾丸)はお腹の中ではなく体の外側にあり、体温より少し低い温度に保たれています。

精子が育ちやすい温度は約35℃前後となっており、通常の体温よりわずかに低いレベルです。

しかし、一般的なサウナは80〜100℃のことが多く、精子にとってはかなり過酷な高温環境となっています。

このことから、高温サウナに長時間入ると、精子の数や動きに悪影響が出る可能性があると考えられ、妊活中はサウナを避けたほうが良いとされているのです。

サウナで起こる精子数の一時的な変化とは

サウナに入ると、精子数が一時的に減ることがあります。

たとえば、健康的な成人男性がサウナに入る前と入った後の精子数を調査した研究では、約85℃のドライサウナに20分入った1週間後に精子数が減少したとされています。

この研究では、精子数が元の状態に戻るまでに、約5週間かかったそうです。

この結果から、「サウナ1回で精子が極端に少ない状態になる」というよりは、「しばらく精子数が減る期間が生まれる」というイメージを持つと良いでしょう。

妊活中、とくに排卵前など、妊娠しやすい期間の直前には、サウナを避けるようにしてください。

参考:The effect of a single sauna exposure on spermatozoa

継続利用で見られる精子への影響

より注意が必要なのは、高温サウナを「何か月も続けて利用した場合」です。

ある研究では、数か月間サウナ通いを続けた男性で、精子の数や運動率が大きく低下したという結果が報告されています。

この研究では、回復の兆しが見られるまで、サウナをやめてから3か月ほどかかったとされています。

これは、サウナの熱ストレスが一時的なものではなく、精子がつくられて成熟する一連の流れ全体に影響していたと考えられる例です。

精子がつくられて射精されるまでにはおよそ2〜3か月かかるとされているため、「今のサウナ習慣が、数か月後に使われる精子に影響するかもしれない」と意識しておくと良いでしょう。

参考:Seminal and molecular evidence that sauna exposure affects human spermatogenesis

どうしてもサウナに入りたい場合に守るべき4つのポイント

どうしてもサウナに入りたい場合に守るべき4つのポイント

妊活中でも、サウナが大きな楽しみになっている男性も少なくありません。

完全にやめるのがつらい場合は、これまで見てきた精子への影響を踏まえつつ、「入り方」を工夫して負担を減らすことが重要です。

ここでは、どうしてもサウナに入りたい場合に守るべき4つのポイントを解説します。

  1. 短時間にとどめる
  2. 座る位置を工夫する
  3. しっかり水分補給する
  4. 妊活スケジュールに合わせて頻度を調整する

1.短時間にとどめる

妊活中は、「サウナに入る時間を短く区切ること」を基本にしましょう。これは、高温サウナに長時間入り続けるほど、精子への熱ストレスは大きくなりやすいためです。

目安としては、1セットあたり5〜10分ほどに抑え、「息苦しくなる前」「限界を感じる前」に外に出るように心がけましょう。

物足りない場合は、短時間のセットを2〜3回に分け、そのぶん外気浴や休憩の時間をしっかり取るようにすると負担を抑えやすくなります。

2.座る位置を工夫する

同じサウナ室でも、場所によって体にかかる熱の強さは大きく異なります。

特に、上段やストーブの近くは温度が高く、陰嚢(いんのう)まわりの温度も上がりやすくなるでしょう。

妊活中は、できるだけ下段に座る・ストーブから離れた位置を選ぶなど、受ける熱を少しでも弱める工夫をしましょう。

また、足を大きく開いて熱風が直接あたる姿勢は避け、自然に閉じ気味にしておくと、局所的な温度上昇をやわらげることにつながります。

3.しっかり水分補給する

サウナでは大量に汗をかくため、水分補給が不足すると体内の水分が失われ、血液が濃くなりやすくなります。

のどが渇いたと感じる前から少しずつ飲む」ことを意識し、サウナ前・各セットの合間・サウナ後にこまめに水分をとりましょう。しっかり体内の水分を戻しておくことが大切です。

4.妊活スケジュールに合わせて頻度を調整する

精子が出来上がってから射精されるまでのサイクルは、すでに説明した通り、およそ2〜3か月かかります。

このサイクルを踏まえて考えると、自然妊娠を目指す場合でも「妊活を始めよう」と決めたタイミングから少しずつサウナの回数を減らしていくのがおすすめです。

また、排卵日に合わせたタイミング法や、不妊治療に取り組む場合には、スケジュールに合わせて頻度を調整しましょう。

妊活スケジュールを夫婦で共有し、排卵日や受診日の数日〜数週間前からはサウナはお休みすると安心です。

男性妊活×サウナのよくある質問

男性妊活×サウナのよくある質問

男性妊活とサウナについて、よくある質問をまとめましたので、参考にしてみてください。

  1. 精子に悪影響を与える習慣はサウナ以外にもありますか
  2. サウナをやめたらどのくらいで精子は回復しますか
  3. サウナ後の水風呂は精子に影響しますか

1.精子に悪影響を与える習慣はサウナ以外にもありますか

サウナ以外にも、精子に負担をかけやすい習慣がいくつかあります。代表的なものとしては、下記の通りです。

  • 熱いお風呂や温泉への長時間入浴
  • 膝の上にPCを置いたまま作業する
  • 長時間座りっぱなし
  • 締め付けの強い下着やズボンを履く

熱いお風呂や温泉への長時間入浴は、サウナと同様に、陰嚢周りの温度を上げてしまう可能性が高い習慣です。長く湯船に浸かりたい場合は、ぬるめの温度を心がけると良いでしょう。

さらに、膝の上にノートPCを置いたままの作業も、排気熱などの影響を受けやすくなります。

また、長時間同じ姿勢で座りっぱなしの生活や、締めつけの強い下着やズボンを履くことで、下半身の血流が滞ってしまう可能性もあり、注意が必要です。

妊活中に避けたほうが良い習慣については、こちらの記事でも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

2.サウナをやめたらどのくらいで精子は回復しますか

サウナによって減った精子の回復には、一般的に数週間~数か月ほどの時間がかかるとされています。

また、サウナの回数が増えるほど、回復には時間がかかる可能性があります。

さまざまな研究データをもとに考えると、サウナの習慣をやめて2〜3か月は「これからつくられる精子のための準備期間」と考えると良いでしょう。

参考:Seminal and molecular evidence that sauna exposure affects human spermatogenesis
参考:The effect of a single sauna exposure on spermatozoa

3.サウナ後の水風呂は精子に影響しますか

水風呂そのものが精子に影響するという研究は、現時点では見られません

高温で上がった体温を一度下げるという意味では、熱にさらされ続ける時間を短くする面もありますが、極端に冷たい水に長時間つかると、心臓や血管への負担が大きくなる点には注意が必要です。

妊活目的で無理に長く冷水につかる必要はなく、「短時間だけさっと入る」「体調や持病に不安がある場合は温度差をゆるやかにする」といった、安全面を優先した入り方を心がけましょう。

まとめ:妊活中男性は基本的にサウナを避けるのがおすすめ!サウナ習慣を見直して精子を守ろう

まとめ:妊活中男性は基本的にサウナを避けるのがおすすめ!サウナ習慣を見直して精子を守ろう

妊活中の男性にとって、サウナは「絶対に行ってはいけない場所」ではありませんが、高温・長時間・高頻度といった入り方は精子に負担をかける可能性が高いため、基本的には控えめにするのが安心です。

どうしてもサウナに入りたい場合は、「短時間にとどめる」「熱の弱い位置を選ぶ」「こまめに水分補給する」「妊活スケジュールに合わせて頻度を調整する」といったポイントを意識していきましょう。

妊活を進める中で、「産み分け」に関心を持つ方もいらっしゃいます。産み分けの方法としては、性交のタイミングで調整するなどがあります。

最近では、産み分けに関心のある方の間で潤滑ゼリー(一般的に「産み分けゼリー」と呼ばれることもある)が話題になっているようです。

産み分けに関する詳しい情報や、こうした潤滑ゼリーなどについて気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。